毎日わたしたちが使う紙。紙はどうやって作られているか、みなさんご存知ですよね。
そう、木から作られています。
でも実は、バナナから紙を作ることも可能なんです。その名も、「バナナペーパー」。
今日はこのバナナペーパーについて紹介します。読んだ後にはあなたもきっと、バナナペーパーを使ってみたくなるはず 🍌
目次
バナナペーパーは、エシカルな紙
通常なら捨てられてしまうバナナの茎の部分から、バナナ繊維を絞り出して、独特の技術を用いて作った紙です。
バナナペーパーといってもバナナの匂いはしませんし、見た目も一般的な紙と変わりません。
紙は通常、木から作られますが、木って一本育つまでにどのくらいかかるかご存知ですか?
なんと、10年から30年かかると言われているのです。長いですよね。
それに比べて、バナナの木はわずか一年で成長するのです!
バナナペーパーは環境問題を解決する
世界では毎日100万トン以上の紙が使われています。
そして世界では毎年、日本のおよそ1/3の森林が失われています。
森林は二酸化炭素を減らしてくれる効果がありますが、森林が減ることによって二酸化炭素が増え続け、地球温暖化につながってしまうのです。
通常、紙を作るのに水・エネルギー・化学物質などを必要としますが、通常の紙と比べてバナナペーパーは、それら3つの使用量が少なくて済みます。
よって環境負荷を減らし、今ある森林を守ることもできるのです。
そう、バナナペーパーは、「究極のエシカルペーパー」なのです🍌
バナナペーパーで有名なのがワンプラネットカフェ
ワンプラネットカフェは日本で初めて、世界フェアトレード機関による認証を取得したバナナペーパーを扱っている会社です。
40ヵ所以上の発展途上国の有機バナナ農家と提携している、ワンプラネットカフェ。
提携しているバナナ農家は最貧国層といえるほどの地域で、そこで働く人々の生活をフェアトレードのバナナペーパーで支えているのです。
フェアトレードのバナナペーパーにより、ワンプラネットカフェは発展途上国で働く多くの人々を笑顔にしています。
バナナペーパーは、アニマルウェルフェアでもある
紙を作るのに、大量の森林伐採が行われていますが、森には絶滅危惧種などの動物も住んでいます。
バナナペーパーを使うことは森を守ることにつながり、それは紙を作るために消滅していく絶滅危惧種を守ることに繋がるのです。
バナナペーパーは名刺や紙袋にも使われてる
実はバナナペーパーは、あなたの知っているところでも使われています。
LUSH
コスメブランドのLUSHでは、ショッピング用の紙袋にバナナペーパーが一部使用されています。
見た目はまったく普通の紙袋ですよね。
またLUSHでは、ギフト商品のパッケージ、商品タグにもバナナペーパーを採用しています。
さすがは、社会問題に進撃に取り組んでいるエシカルカンパニーなだけあります。
環境へ配慮する姿勢が、とってもステキです!
ファッションブランド「クラウディ」
なんと、バナナペーパーで作ったハンガーが使われています。
ハンガーもプラスチックから紙、そしてバナナペーパーの時代になるとは🍌
バナナペーパーのハンガーは、エシカルな紙製造会社の山櫻さんとの共同開発。
紙のハンガーというだけでもレアなのに、まさかバナナペーパーで作ってあるとは!
バナナペーパーで名刺を作るには?
バナナペーパーで作った名刺を活用している会社もあります。
先ほど紹介したコスメブランドLUSHでも、名刺はバナナペーパー製なのだとか。
バナナペーパーで名刺を作成してくれる会社様をご紹介します↓
名刺交換をするときに、バナナペーパーで作ったというお話をすると盛り上がった!なんてこともあるみたいですよ。
ぜひ、エコで斬新なバナナペーパーの名刺にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
バナナペーパーを取り入れてみませんか?
生活で使うすべての紙をバナナペーパーにするのは難しいですが、少しずつ取り入れてみることなら可能ですよね。
お店を経営していたり、フリーランスで働いている方は自分の意思次第で取り入れやすいと思います。
まずは毎日使うであろう紙から、エシカルライフを始めてみませんか?