サスティナブル

新しい服はいらない?!ポストコロナはスローファッションが主流になるか

多くの人が大好きな洋服。

そんな洋服を作っているファッション業界が、ポストコロナでは今までと少し変わってくるかもしれません。

 

ファッション業界は産業のなかで2番目に環境汚染に加担している業界と言われていますが、そんなファッション業界も本格的にサスティナブル志向になっていくだろうと言われているのです。

 

こんな人におすすめの記事です
  • ファッションが好き
  • サスティナブルに興味がある
  • コロナ後の世界が気になる

 

ここ数年、ファッション業界の落ち込みが止まらない

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新型コロナウイルスが流行してから多くのアパレル企業が倒産していますが、ファッション業界の落ち込みはコロナ以前からずっとささやかれていました。

2017年に発売された「誰がアパレルを殺すのか」は、ショッキングなネーミングで話題を呼んだこともあって、読んだ人もいるかもしれません。

 

 

 実際にわたし自身を振り返っても、昔よりも買う洋服の量は少なくなっています。大量の服を買うことに魅力を感じなくなったなーという感じです。

 

数年前から本やインターネットでは、「1年間服買わないチャレンジ」「私服の制服化」という、ファッション業界にとっては耳が痛くなるような話題もあったり。

 

ゆるちゃん
ゆるちゃん
「私服の制服化」はスティーブ・ジョブズがやってたというのが有名だね。服のコーディネートを毎日変えずに固定化することによって、集中力が上がるというメリットがあるみたいだよ★

 

また、「ミニマリスト」が流行ったことも大きいかもしれません。とにかく、ファッション業界にとってはここ数年は相当シビアな状況だったと思います。

 

うさぎちゃん
うさぎちゃん
「断捨離」が流行ったことにより、洋服をあまり買わなくなった人も多いよね。

 

米国と英国のファッション協議会による共同声明

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新型コロナウイルスの影響で大きなダメージを受けたファッション業界は、今までの服の売り方を変えようとしています。

 

5月21日、アメリカファッション協議会と英国ファッション協議会は、新型コロナウイルスの流行を受けて、「ファッション業界のリセット」と題した共同声明を発表したのです。

 

従来のファッション業界のやり方を見直し

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共同声明のなかで書かれている内容は主に、

“ ファッション業界の目まぐるしいほどのスピードを、一度見直すべき ”

というもの。

 

具体的には

  • コレクションのショーの開催場所や時期の見直し
  • 商品が店頭に並ぶスピードの見直し

 

などが書かれています。

 

ショーの開催場所や時期の見直し

 

コレクションのショーと聞いてもあまり身近ではないものかもしれませんが、現在コレクションショーは世界各地で開催されています。

 

これだとショーの関係者やメディアの方々が世界各地を飛び回る必要があるため、その方々の負担が大きいこと、また二酸化炭素排出の面からみても問題視されています。

 

今後はファッションの中心的な都市でのみショー行うようになれば、それらの問題がなくなるため、ショーの開催場所や開催時期の見直しをしていきたいということです。

 

商品が店頭に並ぶスピードの見直し

 

商品が店頭に並ぶスピードについては、ファッション業界ならではの早さがありますよね。みなさんも一度くらい、感じたことがあるかもしれません。

 

まだその季節でもない洋服を店頭に並べ、気候がまだ暖かいのに冬用のコートが売っていたり、まだ寒いのに春用のペラペラしたワンピースが売っていたり。

 

ファッション雑誌も、「もうこんな季節?!」と思うくらい、載っているコーディネートが先を行きすぎている印象ですよね。

 

このようなファッション業界独特のやり方を一新する内容を表明したことは、かなり大きなチャレンジだと思います。

 

過剰生産による大量廃棄を問題視

f:id:lovetry:20200527103243p:imageファッション業界は、毎シーズン新しいコレクションをどんどん発表し、数ヶ月も前から次の季節のファッションアイテムを店頭に置くことで、人々の消費を促してきました。

 

ファストファッションが流行してからは、安く大量生産し、大量消費を促すことで、人々が手軽にファッションを楽しめるようになりました。

 

しかし、過剰生産により世界中で洋服は余り、大量に廃棄される事態に。

生産や廃棄による環境汚染は止まらず、また需要に対して供給があまりにも多いため、ファッション業界全体の落ち込みは増すばかり。

 

そんな「負の連鎖」とも言えるファッション業界のあり方を、アメリカファッション協議会と英国ファッション協議会が率先して変えようとしているのです。

 

実際に共同声明のなかでも、過剰生産により多くの在庫が処分されていることを問題視する内容が書かれています。

生産量を減らし、質とクリエイティビティを高める

共同声明では

“今後は少ない量を生産する代わりに、質とクリエイティビティを高めた商品を開発することで、消費者により長く使ってもらえるアイテムを増やしていきたい”

というような内容についても書かれています。まさに、ファッション業界のサスティナブル化と言える内容です。

 

「質より量!」

「環境への配慮や人権よりもお金!」

というファストファッションとは真逆の共同声明ですが、サスティナビリティを重要視するファッション業界の新たな挑戦が楽しみです。

 

英国のファッション雑誌「新しい服はいらない」

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画像出典 : WWD

イギリスのファッション雑誌「ハンガー(hunger)」の4月号は、ファッション雑誌とは思えない驚きのコンセプトでした。

 

それは、「新しい服はいらない」

 

うさぎちゃん
うさぎちゃん
え、新しい服を売るためのファッション雑誌なのに、「新しい服はいらない」なんて言っちゃって大丈夫〜?!

 

なんともまあ、ファッション雑誌らしからぬコンセプト。

 

気になる雑誌の中身は、サスティナビリティや社会問題について取り上げた内容となっています。

たとえば、中古品やヴィンテージものだけを組み合わせたコーディネーをそろえ、「スタイルに有効期限は存在しない」との考えを示すなど、従来のファッション雑誌ではあり得ないような内容が書かれているのです。

 

ゆるちゃん
ゆるちゃん
ファッションもどんどんサスティナブル志向に変わってきてるね。

 

コロナをきっかけにファッション業界が変わる

新型コロナウイルスの流行で、アパレル企業は売り上げが減少、倒産に追い込まれた会社も少なくありません。ファッション業界にとって、かなり苦しい数ヶ月間でした。

しかし、これを機にファッション業界は今までの業界のやり方を一度見直す時期に来ているのですね。

 

革命が起こるときは、必ず何か悪いことがあったときだったりします。まさに新型コロナウイルスの流行は、ファッション業界にとって革命のきっかけになりうるかもしれません。

 

ポストコロナはスローファッションが主流に

ファストファッションは、安くて手軽に洋服を買えることが魅力でしたが、その環境汚染の多大な影響を、いまや多くの人が知っています。

 

そうした消費者の意識の高まりもあって、ポストコロナはファストファッションではなく、スローファッションが主流になっていくかもしれません。

 

なるべく環境に負荷をかけずにファッションを楽しめる日々が、早く来てほしいですね。

 

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